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穂乃果が倒れたことで中止となってしまったμ'sの学園祭ライブ。
数日後、療養中の穂乃果は、絵里からμ'sの「ラブライブ!」エントリー辞退を
知らされる。
やがて学校に復帰した穂乃果であったが、「ラブライブ!」という目標を失い
いつもの調子が出ない。
一方、彼女達の活動で音ノ木坂学院の入学希望者は急増し、
来年度の新入生募集が決定。
アイドル研究部は学園存続を祝うパーティーを開くが、
その最中、海未の口から衝撃の事実が明かされ……!

(ラブライブ公式サイトから引用
http://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/prologue_1st.html



※以下ネタバレを含むため閲覧にはご注意ください







【感想とあらすじ】

冒頭、前回に続き穂乃果が倒れたところから始まる。駆け寄ってくるメンバーた雪穂。ライブは中止せざるを得ない状況に。


場面が変わり、後日の放課後に穂むらを訪れるメンバー。穂乃果の母親に言われ、部屋に上がることり・海未・希・絵里・にこ。穂乃果はベッドでプリンを食べており、もう熱は下がっていた様子。「それで、足の方はどうなの?」と体を気遣うにこ。風邪も治ってきており、足も軽くくじいただけで、明日には学校に行ける、と穂乃果。自分が原因でライブが中止になってしまった分の埋め合わせとして、短いのでいいからもう一回ライブできないかな?と提案する穂乃果。それを聞き、表情が曇るメンバー。絵里の口から、ラブライブには出場しない、ランキングにμ'sの名前はもうない、という事が告げられる。


穂乃果の家からの帰り道、橋の上で話をする花陽・凛・真姫・にこ。あと少しだったのになぁ、とこぼすにこと、うつむく3人。全員出場を辞めることを決めたものの未練がある様子。

1-12まきりんぱなとにこ


再び穂乃果の部屋。穂乃果はμ'sの名前が消えたランキングを見て涙を流す。

1-12ベッドでなく穂乃果


その頃、ことりは自室で荷物を段ボールに詰め、留学の準備をしている。作業をしながらも、部屋にかけられたファーストライブの衣装を見て、寂しげな表情をうかべている。穂乃果には結局留学の事は話せなかった様子。


場面変わり、UTX前の街頭ビジョンで、ランキング1位で出場を決めたA-RISEのインタビュー動画が流れている描写、アイドルショップでは、店頭ボードに貼られていたμ'sの写真の上にA-RISEのポスターが張られる描写が入る。

通学途中の穂乃果は、階段脇のフェンスに貼られているラブライブのポスターを見て立ち止まる。気にしないで、と声をかけることり。穂乃果に留学の事を話そうとするが、落ち込む穂乃果の姿を見て言い出せないでいる。

後ろからやってきた3年生。

1-12階段での3年

いつまでも落ち込んでいる穂乃果を見かねたにこに言われ、穂乃果にわしわしを決める希。にこも「あんたも諦め悪いわね、いつまでそのポスター見てるつもりよ」と声をかける。それに対し穂乃果は「うん、わかってはいるんだけど」にこ「けど?」穂乃果「けど…」とうつむく。その様子を見てにこは再び希をけしかける。絵里も「そうやって元気にしていれば、みんな気にしないわよ。それともみんなに気を使ってほしい?」と少し意地悪な表情で聞く。

1-12階段での絵里


「そういうわけじゃ…」と穂乃果。「今日から練習にも復帰するんでしょ。そんなテンションで来られたら、めーわくなんだけど」と、わざと悪態をつくにこ。それを聞いて「そうだね、いつまでも気にしてちゃしょうがないよね!」と少し笑顔になる穂乃果。絵里の「そうよ、それに私たちの目的は子の学校を存続させること、でしょ?」という問いかけにも、元気に返事をする。
友達から呼びかけられた穂乃果は、その場を元気に去っていく。その様子を見て「大丈夫そうやね」と希。微笑みあう3年生。
ことりだけは物憂げな表情を浮かべている。


場面が変わり屋上。理事長は活動そのものを禁止したわけではない、と絵里から聞かされ安心する穂乃果たち。再びライブの計画を立てる。「入学願書受付までに何度かやりたいところだけど、あんまり連続でやってもね」という絵里に対して、「みんなの体調とか、あんまり疲れ過ぎちゃうのも良くないよね」と穂乃果が言う。そんなことを言う穂乃果に驚く海未。「なんかちょっと穂乃果らしくありませんね」と顔を覗き込む。絵里が「でも、少し周りが見えるようになったって事かしら」といった直後、ふと穂乃果はことりがいない事に気がつく。海未は「ちょっと電話してくるって下に行きましたよ」と答えるが、一人だけ事情を知っており、曇った表情を浮かべる。

そこへ慌てた様子でやってくるまきりんぱな。
『来年度入学希望者受付のお知らせ』と書かれた掲示物を廊下で見つけたことを報告しに来たらしい。学校が存続することを喜ぶメンバーたち。そこへうつむきながら歩いてくることりを見つけた穂乃果は、学校の存続が決まった事を嬉しそうに報告する。それを聞いてことりも喜びの表情を見せる。

下校時の校門前のことほのえり。アリサが絵里を待っており、存続の話を聞いて喜んでいる。ことりは買い物があるから、と言ってひとりで去っていってしまう。その様子を見て、「なんか元気ないよね、ことりちゃん」と穂乃果。絵里に「希も気にしていたわ。学園祭の前だったかしら。なんか、悩んでいるんじゃないかって。」と言われ、「そんなに前から…」と呟く。

穂乃果たちと別れ帰路につくことりを待っていた海未。「遅らせれば遅らせる程、つらいだけですよ」「もう決めたのでしょう?」と投げかけると、ことりは「うん、でも決める前に穂乃果ちゃんに相談出来てたら、なんて言ってくれたのかなって、それを思うと上手く言えなくて…」と声を震わせる。


場面が変わり部室。学校存続が決まったお祝いをするメンバーたち。みんながはしゃいでいる中、ことりと海未だけは暗い表情を浮かべている。海未はことりに留学の話を知らせる様に促すが、ことりは「でも今は…」と中々切り出そうとしない。そんな様子を見かねた海未は、ついに自らメンバーにことりの留学を知らせる。
「実は、突然ですがことりが留学することになりました」
その言葉を聞いた穂乃果は口を開けて呆然とする。他のメンバーも同様に驚いている。そしてようやくことりも、留学をすることになった経緯を語り始める。

「どうして言ってくれなかったの」と、ことりに詰め寄る穂乃果。「聞いてほしかったよ。穂乃果ちゃんには、一番に相談したかった。だって穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ?ずっとそばにいた友達だよ?そんなの、そんなの当たり前だよ!」と言い、泣きながら部室から走り去ることり。海未から、ことりがずっと穂乃果を気にしていたことを告げられる。


ひとり薄暗い部屋でアライズのライブ映像を見ている穂乃果。「すごいな、追いつけないよ、こんなの。私、なにやってたんだろう」と心の中でつぶやく。

1-12ひざを抱える穂乃果


翌日、落ち込んで教室の机に突っ伏している穂乃果。そこへ絵里がやって来て手招きをする。屋上に集まっているメンバー。ことりがいなくなる前に、全員で最後のライブをしようと提案する。明るい表情のメンバーとは対照的に、穂乃果は険しい表情を浮かべている。「明るくいきましょう、これが9人の最後のライブになるんだから」と絵里。しかし、穂乃果は「私がもう少し周りを見ていれば、こんなことにはならなかった。自分が何にもしなければこんなことにはならなかった。」とこぼす。
絵里「そうやって、全部自分のせいにするのは傲慢よ。それをここで言って何になるの。何も始まらないし、誰もいい思いをしない」
真姫は「ラブライブだって、まだ次があるわ」と励まそうとする。
それに対し、「出場してどうするの。もう学校は存続できたんだから、出たってしょうがないよ。それに無理だよ。アライズみたいになんて、いくら練習したってなれっこない。」と穂乃果。
「あんたそれ、本気で言ってる?本気だったら許さないわよ。許さないって言ってるでしょ!」と穂乃果につかみかかろうとするにこ。「ダメっ!」と真姫がにこを抱きかかえて止める。
「にこはね、あんたが本気だと思ったから、本気でアイドルやりたいんだって思ったからμ'sに入ったのよ!ここに賭けようって思ったのよ。それをこんなことくらいで諦めるの?こんなことくらいでやる気をなくすの?」
依然としてうつむいたままの穂乃果。絵里は「じゃあ穂乃果はどうすればいいと思うの?どうしたいの?……答えて」と促す。
そこで穂乃果はやっと口を開き、「やめます」と一言呟く。驚くメンバーたち。「辞めます。私、スクールアイドルを辞めます。」全員目を見開いて穂乃果を見ている。誰もかける言葉を見つけることができない様子。
屋上から立ち去ろうとする穂乃果の手を海未が掴み、その頬にビンタをする。
海未「あなたがそんな人だとは思いませんでした。最低です。あなたは、あなたは最低です!」

1-12ビンタをする海未


エンディングへ。


【考察】(1期の内容のみに準拠)
<にこの先輩らしい一面>
・穂乃果の家にお見舞いに来て部屋に上がった時、真っ先に「足の方はどうなの?」と体を気遣っていた。
・登校中の階段で、穂乃果がラブライブのポスターを見て落ち込んでいる時も、他の3年生2人と一緒に穂乃果を元気づけようとしていた。「今日から練習にも復帰するんでしょ。そんなテンションで来られたら、めーわくなんだけど」というセリフも、にこなりの気の使い方である。

にこ本人も、過去の活動を考えてもラブライブに対しては他のメンバー以上に思い入れがあったはずである。それを表には出さず、その上で穂乃果を気遣える器量は、やはり先輩なのだなと感じさせられる。

<何故ことりは留学を決めたのか>
・アニメ中にはことりが進んで留学をしようとしている描写はなく、海未も、ずっと行くかどうか迷っていた、むしろ行きたがっていなかったように見えた、と言っている。
それなのに何故ことりが留学を決めたのか。それはことりにとって、留学に行くことが世間的に「正しいと思われる選択肢」だったからではないか。昔から服飾を学びたいと思っていて、母親の知り合いの学校の人に誘われた。本心では行きたくないと思っていても、それはことりにとっては世間的に「間違っている」行為であり、どうしても自分一人ではその選択肢を選ぶことができなかったないだろうか。


<穂乃果と他のメンバーの温度差>
・ことりが留学することを知った穂乃果が落ち込んでいる中、他のメンバーから、ことりがいなくなる前に最後のライブをしようと提案される。みんなことりが留学するという事実を既に受け入れた上で、何ができるかを考えている。
また、この後のにこの「こんなことくらいで諦めるの?」という発言は、これだけ聞くとことりをないがしろにしているような心ない発言のように聞こえてしまうが、ここにも穂乃果との思考の差、温度差が表れている。
プロのアイドルも、メンバーの脱退や卒業に直面することはあるが、それを乗り越えて続けているグループがほとんどである。アイドルが好きで憧れてきたにこにとって、メンバーがいなくなるという事自体は『アイドルグループ』としては乗り越えて然るべきものだと考えているのではないだろうか。

しかし、穂乃果にとっては、ことりはアイドルグループのメンバーの一員である前に、幼馴染であり、大好きな友達である。だからこそ、他のメンバーより感じている悲しみも大きく、そう簡単に気持ちの整理をつけて割り切ることができなかった為、ラストのシーン展開になったと推測できる。

また、「辞めます」と口を開く前に、「これが9人の最後のライブになるんだから」という絵里の発言が頭の中に浮かんでいる。もしかすると、このライブをやってしまったら、本当にことりとお別れになってしまう、ことりがいなくなることを受け入れなくてはならなくなってしまう、そんな思いもあったのかもしれない。



【考察】(1期と2期の内容に準拠)
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【小ネタ】
<喜びを抑えきれない真姫>
・来年度生徒募集の掲示物を見た際、喜ぶ他のメンバーとは違い、「さ、再来年はわからないけどね!」と冷静な事を言おうとしつつも、喜びを抑えきれず得意げな表情を浮かべている。

得意げな真姫


<花陽の白米への愛>
・「みんなー、ごはんたけたよー!」と笑顔で炊飯器を抱える花陽。打ち上げでも米を炊くのを忘れない愛の深さ。炊飯器大きさも中々のものである。

1-12ご飯を炊くはなよ